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子どもに伝えたい魔法の言葉

こどもと暮らす〜今、ここにある未来〜

 

娘のお気に入りの絵本
「ぐりとぐら」(なかがわりえこ 著 / おおむらゆりこ イラスト / 福音館書店)

物語はこんな一節から始まります。

 

ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら

 

ある日の朝のことでした。
この一節を娘と読んでいたとき、なぜか涙が出ました。

 

こんな風に暮らしたいな
こんな風に言いたいな

そんな想いが溢れたからかもしれません。

 

台所仕事は、私の生活の中心です。
けれど、料理は家事の中で1番苦手。

 

「毎日のことだから、楽しくやりたい」
そう思いながらも、なかなか苦手意識を払拭することができずにいました。

 

このままずっと、憂鬱な気持ちでご飯を作り続けるのかなと感じ始めていた頃、
心がふわっと軽くるなる方法を見つけました。

 

それは、「ありがとうございます」と声に出すこと。

 

 

「ありがとうございます」

 

この言葉のパワーについて伝えている方は数多くいらっしゃいます。

私もそういった本を読んだことがあったのですが、どこか信じきれず、
「情報のひとつ」として心の底深くに沈んでいました。

 

「ぐりとぐら」を読んだ日のことです。

 

何となく憂鬱な気分に包まれていた私は、ふと思い立って、
料理を始める前に「ありがとうざいます」と声に出してみることにしました。

 

すると、まるでスポットライトがあたったかのように、
心の中に「感謝」の気持ちが湧いてきたんです。

 

“今日も1日、娘が元気でいてくれたな”
“公園へのお散歩、楽しかったな”
“旦那さんが今日も仕事を頑張ってくれているな”

 

 

そういう感謝の気持ちが、「さぁ作ろう」という意欲に変わり、
「苦手だから」と緊張している私の心をゆるめてくれました。

 

それから、いつもと同じように台所に立ち、料理をしていくのですが、
いつもよりずっと楽しく、その時間に充実感を覚えるほど。

 

この出来事は私にとって、「新しい扉」が開いた瞬間。
感激した私は、これを「ありがとうの魔法」と呼ぶことにしました。

 

なかなかメルヘンなネーミングですが、
魔法のように私をウキウキさせてくれるので、気に入っています。

 

 

「ありがとうの魔法」には、
いろんな場面で助けてもらっています。

 

娘がぐずって仕方ないとき、
まだ寝ていたい朝、
用事が立て込んで必死になりすぎているとき…

 

ちょっと困ったなぁという状況から、私を引き上げてくれます。

 

 

もちろん、これで何もかも解決するわけではないけれど、
この新しい習慣は、私の毎日を少し、楽しくしてくれています。

 

 

 

最近、私が「ありがとうございます」と言うと、
娘はニコッと笑って、頭をペコリと下げてくれます。

 

「ありがとうございます」という言葉が、
娘の中に少しずつ根付いているようで、とてもうれしい。

 

娘がもう少し大きくなったら
「ありがとうの魔法」を伝えようと思います。

 

どんな時でも、目の前の「喜び」を見つけられる。
そんな女性になってくれたらいいな。

私もそうありたいな、と願っています。

 

 

 

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次回は7月20日(月)配信予定です。
お会いできるのを楽しみにしています♫

にしむら まさこ

Web媒体を中心に活動するフリーライター。 会社員の夫と娘(1歳)の3人家族 。 出産を機に、家族や子育てにまつわる執筆をスタート。 都会でも田舎でもない、大阪のとある街で暮らしている。 趣味は映画を見ること、本を読むこと、珈琲を飲むこと。

プロフィール

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