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愛が形になったもの

いつでも、ここから!〜ANTASKALANAインサイドストーリー

 

 

こんにちは!

ANTASKALANA JAPANスタッフのぷーちゃんです。

 

 

 

つくり手になって初めて意識したことの一つに、

『おさいふの構造』があります。

ふだんよく使うもの。

何気なく使っているもの。

日常に溶け込んで当たり前になっていればいるほど、ディテールを気にすることはあまりありません。

 

「どうやってできているのかな?」

 

少し視点を変えることで、初めて見えてくる世界があります。

 

 

 

サンプルのおさいふを職人さんにお渡ししました。

どんな構造になっているのか研究するため分解してもらい、

それをもとにデザインの詳細を決めていくことになりました。

 

しばらくして、サンプルのお財布のパターン(型紙)が届きました。

それを見てびっくり!

1つのおさいふがこんなにたくさんのパーツでできているなんて!

さらに、パターン(型紙)には色とりどりのペンで印がしてあったり、びっしりとメモが書いてあったり。

 

職人さんの丁寧な仕事に感動、感激しました。

 

世界トップクラスの技術力を誇る日本人の手仕事。

前々回ご紹介したメタルパーツのときと同様に、

メイドインジャパンの素晴らしさを目の当たりにした瞬間でした。

 

 

 

 

ここで、アンタカラーナのおさいふの秘密を1つ。

実は、おさいふを作ってくれている職人さんは、靴職人さんなんです。

 

革製品と一言で言っても、鞄、洋服、小物、靴などいろんなジャンルがあって、

それぞれに必要な技術は異なります。

アンタカラーナのおさいふには、靴職人のなせる技がちりばめられています。

 

たとえば、Grace 長財布のふたの内側。

縫い代は1mmもないくらいギリギリを縫っていて、なおかつその縫い代の端はとても滑らかに整えられています。

 

他にも、糸がほつれないように糸の始末に注意を払っていたり、

美しいフォルムを表現するためそれぞれの部位に合わせて厚さや素材の違う芯を使っていたり。

このように、繊細な美しさと長く使い続けられる逞しさを兼ね備えたおさいふは、

熟練した職人さんの確かな技術によってこの世に生み出されています。

 

 

 

 

これらのことは、商品を使っているだけでは決して知り得なかったことばかりです。

 

商品とは「たくさんの愛や想いが形になったもの」だと知ってから、

日常で出会ういろんな物の向こうにある「つくり手の想い」に目を向けることが増えました。

そうすることで、目の前にある物がただの物ではなくなって、愛おしさが増し、

ほんの少し人生が豊かになった気がします。

 

これからもスタッフや職人さんと力を合わせ、たくさんの方に愛される「愛ある商品」をお届けしていきます。

 

 

 

Graceのデザインの意味やそこに込めた想いなどは、こちらのコラムでご紹介しております!

「おかねのふしぎ おさいふのふしぎ

こちらも併せてぜひご覧ください。

 

 

 

次回の配信は9月23日(水)です。
それではまた、お会いしましょう!

 

 

Grace Chimney / グレース チムニー ポシェット

長財布と同じく、美しく繊細に、それでいて丈夫に仕立てられています

岡嵜 夕香 (ぷーちゃん)

晴れの国 岡山で生まれ、自然にかこまれて育つ。アンタカラーナのブランド立ち上げに携わり、その経験を生かして制作の舞台裏を綴るコラムを担当。好きなことはダンスと料理とおしゃべり、好きな食べものは炊き立ての白いご飯とお味噌汁とチョコレート。

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